皆さんは、トレードする時間足を決めていますか?その上できちんと狙うべき波が見えている状態でエントリーできているでしょうか。
どのスケールの、どの波を狙うかが明確に見えているのであれば、方向性やエントリー位置に迷うことはかなり減ります。
逆にそれが曖昧だと、方向は合ってたのに細かい動きにやられた、買いポジを利確した瞬間爆上げしたといった現象が起こりやすいです。今回は、トレードする時間足を決めるとはどういうことかを解説します。
デイトレに向くのは1時間足
まず僕のトレードスタイルとしては1時間足をメインで見ていることが多いです。
場合によっては4時間足を重視していることもありますが、基本は1時間足をベースにトレードをしていくのがデイトレでは最適です( ᐛ )و
エントリーのタイミングは5分足や15分足を見ている方が多いので、デイトレの時間足をそれらと勘違いしてしまいがちですが、狙う波はその時間足の波ではないことに注意して下さい。
1時間足で見るとはどういう見方か
では、1時間足をメインに見るとはどういう見方をしたら良いのかということを解説するため、クイズを出題します!
Q1. 下図の1時間足のポイントに5分足の波が到達する場面で、どの方向から見ているのが正解でしょうか?
※トレードスタイルはデイトレとする。
例えば、Cであれば5分足の波に乗るイメージの目線です。ラインをやや抜けてますがこのくらいは誤差ですね。
正解は
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Aです!デイトレなので1時間足メインであり、1時間足で売る所なのでB,Cの見方をすることはありません。
基本は上位足の方を優先するというのは一般的によく言われるので、恐らく簡単な問題だったかと思います( ᐛ )و
Q2. では次も同じような問題です。どの方向で見ているのが適切でしょうか?
※同じくデイトレ基準とする
今度は下が1時間足の上昇波で、上が日足の売りラインです。
正解は
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↓
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Cです!
この問題はAと考える方が多いのではないでしょうか?それも間違いではありません。なぜなら相場は上位足に従うという共通認識があるからですね( ᐛ )و
ですが、自分は1時間足の波をメインに判断すると決めているのであれば、ここはまだCで見るべき状況なんです。
25MAを抜けたらB、ダウ起点を下抜ける or 下降トレンドになったらAと目線を合わせていくことになりますね。
何でもかんでも上位足重視に目線を取れば良いのではなく、1時間足に注目して見ることが適切だと僕は考えてます。
決済ポイントの違い
また、そうするべき理由は主に損切や利確ポイントの取り方の違いにあります。例えば、最終的に下図のような動きで相場が下げたとします。
この時、1問目の5分足の波であれば図の位置で売ってみたとしても、十分な損切幅があれば、SLにかからずに利確となります。
しかし、1時間足の波だと値幅が大きすぎて損切になってしまいますよね。むしろ日足節目を無視して25MAで買ってた方がすんなり利確になります。
Twitterでもフォロワー多い方が日足の節目で逆張りをして大きめの逆行食らってたりしますが、スイング目線かデイトレ目線かによって評価は大きく変わってきますね。
まとめ
デイトレに向く時間足は1時間足、メイン時間足に注目して見るとはどういう見方かについて解説しました。
前回解説した全ての時間足に同じように手法を当てることと、1時間足に注目して最終的にエントリーを決めるというスタンスがマルチタイム分析の基礎です。
本編は今後、他の時間足の立ち位置についてや、この基礎をベースにした具体的な相場分析の例なども解説していく予定です( ᐛ )و