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ぽんてぃFX

裁量を極力削った裁量トレード手法を考えるブログ(今年中に非公開予定)

シナリオの描き方

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マルチタイム分析編もある程度進んできたので、今回はシナリオの描き方を解説していきます。

 

トレードをする前にシナリオ(こう動くならここで入るという想定)を描くことで、思い付きの無駄トレードや、不利な位置でのエントリーを避けることが出来ます。

 

また、どこまでを狙うというのもセットにしておくことで、適当にトレードするよりも利益をしっかり伸ばす癖も付くので必ず理解しておきましょう。

 

シナリオを描く

シナリオは基本的に4時間足と1時間足で描いていきます。まずはトレンド or レンジを分けた上で、セオリー通りのラインで入る想定をしましょう。

 

とはいえやる事は、鉄板エントリーの形を1時間足以上で探すだけです。

トレンド相場

トレンド相場ではまず1時間足~日足でトレンドのゴールを設定し、そこまでを狙っていくようにします。ゴールに既に到達している場合は注意です。

 

狙い方としては、まず頻出のレジサポライン順張りを描きます。勢いがある場合は15分足以下の押し目や、1h25MAを単体で使う場合もあります。ダウ起点での順張りも想定します。

 

 

基本は高値安値更新する想定ですが、最低リスクリワード比が達成できれば利確してもOKなルールにしてます。

レンジ相場

レンジ上下限を想定したシナリオ

レンジ相場はまず25MAを抜けた後に上下限候補を設定して逆張りを考えるだけです。逆張りの型が出来たら右肩で入るだけなので具体例は省きます。

 

反転狙いであれば1つの時間足で判断できますが、どこまで戻すかの候補は上位足で判断する事が多いです。

 

例えば下図のように1時間足は三尊で売りシナリオが描けるけど、4時間足はレジサポ買いという場合は買いシナリオも描けますよね( ᐛ )و

 

 

このようにレンジは1つの時間足で決まるよりかは複数時間での衝突になる事が割とよくあります。

 

※重要!

基本的に一段上と下の時間足でぶつかり合いになる場面が殆どです。例えば、日足ラインで反発した後は1時間足ラインはあまり意識されず、4時間足ラインで一旦サポが入りやすいです。

 

どっちに優位性があるかについては、4時間足の方が強いと考える事もあれば日足によっては1時間足の方が強い時もあります。総合判断が必要です( ᐛ ;)

レンジ形成後

ある程度時間が経ってレンジの幅が決まってきたら水平線斜め線を引いて上下限候補を明確にして逆張り狙いのシナリオを描くだけです。これは簡単ですね!

レンジ終盤

レンジの後半戦となってくると、上位足での抜け方向が分かってくる時もあります。

 

例えば、本来強く反発する所のはずが横ばいレンジになっているのなら、順張り派の勢いが強いと結論付けることができます。

 

また、レンジ後半でそれを裏付けるかのようにV字反発が起こった時や、半値付近が抑えられてきている時などは、抜け方向にポジションを持った方が良いです。

 

 

基本はどちらも半値付近に引き付けて抜け方向を狙うシナリオを描いておきます。こうなった時の上限の逆張りは描かず、騙しになった時だけ急遽描き足すことが多いです。

レンジブレイク

最後にレンジブレイクした場合は直線で乗っていくシナリオが基本です。つまり急騰シナリオと同じで短期足のMA等を使って入っていけばOKです。

 

 

ポイントとしては最初に想定したラインが必ずしも最後まで効くとは限らず、時間経過と共に出来た形に注目する方が上手くいきやすいです。

マルチタイム分析を考慮したシナリオが重要

基本的な解説をしましたが相場で安定して立ち回るために必要なのは、マルチタイムでの分析を考慮した適切なシナリオを常に考える事です。

 

色々な場面があり、ここで全てを完璧に説明しきるのは大変なので、ひたすらシナリオを描きまくる練習は必須です。

※先ほど解説した1時間足と4時間足がぶつかる場面も一例です。

 

シナリオのコツとしては1時間足と4時間足を両方見た時に、り単純な形に見えるのはどっちか?をまず考えます( ᐛ )و

 

両方簡単なら何も迷う事はありませんが、例えば4時間足だけ簡単で1時間足は難しい時は4時間足のポイントまで暫くノートレの判断になったりします。

 

1時間足だけ簡単で4時間足が難しいなら、1時間足の綺麗な形で少しだけ取ってRR2ですぐ利確というトレードが望ましいですね。

 

一応今回はよく混乱しやすい場面についてと、例外的なポイントについてを紹介しておきます。

日足の逆張りポイント【1時間足 vs 日足】

日足が逆張りしたいポイントでも、1時間足が転換していないならやらない方が良いです( ᐛ ;)

 

別記事でも紹介したと思いますが、日足の節目を抜けて損切を食らった後に急激に戻ってきて反発していく場合が多いからです!

 

↓↓この記事の問2の方ですね。

pontii.hatenablog.com

 

そのため、1時間足の転換をしっかり待つという条件付きのシナリオを立てる方が良いですね。

強い反発ポイントでの立ち回り

相場にはタッチした瞬間にV字で反発する可能性がある強いポイントがあります。一言で言えば形が綺麗で色々なラインが重なっている所などです。

 

ただそれだと感覚的でルールになっていないので、僕の場合はラインと1時間足以上の25MAが綺麗に重なっているポイントと定義しています。

 

こういうポイントでは通常の反転を待たずに早めに入るルールとしています。以下を参考にして下さい。

 

1時間足25MA:1~5分足の転換(通常なら15分足反転も確認)

4時間足25MA:5分足の転換(通常なら15分足,1時間足反転も確認)

日足25MA:15分足の転換(通常なら最低1時間足反転は確認)

 

あくまで初動を取るだけという意識であり、最初の反発を少し取ってあわよくば順張り派を崩して伸びてくかもしれない程度の認識でいて下さい。

 

どれだけ強いポイントでも順張りの力が強ければ普通に速攻崩して来るので( ᐛ ;)

まとめ

シナリオについて解説していきました。

 

トレンドとレンジそれぞれのシナリオを解説しましたが、やはりレンジの方がややこしくて難しいと言う事が分かりますね( ᐛ ;)

 

マルチタイム分析を考慮した適切なシナリオが難しい所であり、絶対に乗り越えるべき課題です。良いシナリオが描ければ、後はエントリールールに従うだけで確実に安定します。

 

具体的なチャートを用いたシナリオ解説も今後していく予定なので、乞うご期待( ᐛ )و