各時間足の関係性を理解する
今回はマルチタイム分析の感覚を鍛えるために、それぞれの時間足の関係性について解説していきます。
何となく1時間足を見るだけ、普段は5分足ガン見してしまうといったどの時間足をどのタイミングで見れば良いか曖昧で分かっていない状態が解消されるかと思います( ᐛ )و
まずは段階で分ける
ブログの勉強手順にも書いていることですが、僕の各時間足の認識としては下記の通りです。
短期足[ 5分足, 15分足 ] :タイミングを取る足
中期足[ 1時間足, 4時間足 ]:目線、エントリーを決める足
長期足[ 日足, 週足 ] :大きな流れの方向を決める足
3段階に分けて考えている感じですね。基本は短期足と中期足の2つの組み合わせでトレードする感覚で大丈夫です。
ただ、中期足が長期足によって崩される動きも当然起こるので、日足以上もちょくちょく見て大きな流れも掴んでおくイメージです。
スケール感を理解する
次に、各時間足の波に注目して具体的にどのように繋がりがあるかを理解しておきましょう。
直線の波
まずは1時間足で一方向に伸びている波を3段階に分けます。
1. 25MAから離れて真っすぐ伸びる波
2. 25MAから離れているが上下しているのが分かる波
3. 25MAに沿った波
1は5分足だと25MAに沿っていることが多いです。あまりに勢いが強いと1分足の25MAに沿うこともあります。
2はおおよそ15分足の25MAに沿っていることが多いです。波が伸びた中段辺りでよく観測されますね。
3は5分足だと上昇⇔下降を繰り返しながら徐々にどっちかに進んで行く形になっていることが多いです。
ざっくりと3つ解説しましたが、このように認識しておくと必ず上位足→下位足と判断を繋げていく癖を付けることが出来ます。
例えば、1時間足で真っすぐ伸びる場面なら5分足の25MAで順張りしようとなり、1時間足25MAで入るなら5分足では逆張りになるなという感じです。
高値安値
高値安値の繋がりも理解しておくと相場の反転をマルチタイムで理解できます。
手法編でお伝えしたローソク足での反転と、エントリー編で紹介したチャートパターンを繋げていきましょう。
手法編 #5↓
エントリー編 #4 など↓
1時間足のローソク足の高値安値確定は、おおよそ5分足の反転パターン形成と同じ時に起きていることが多いです。
1時間足レンジのライン反発やトレンドのレジサポ順張りでは、基本は5分足の反転を確認すれば良い訳ですね。
因みにこの時15分足は25MA抜けになっている事が多いことも覚えておきましょう。ちょっと内容がややこしいので、まとめておきます。
1時間足がローソク転換
≒15m25MA抜け
≒5m25MA抜け+チャートパターン形成
細かく分けて関係性を考える
また、最初に紹介した時間足を更に6段で分けて考えることもあります。ただこれは僕の場合の話なので、ここは真似しなくても良いかもしれません( ᐛ ;)
5分足 < 15分足 < 1時間足 < 4時間足 < 日足 < 週足
上記のように分けた場合、例えば1時間足は5分足の2段上の時間足と表現します。
このように考えた時、●段離れた時間足同士の値動きの繋がり方は、どこを取っても大体同じと考えています。
※あくまで僕の勝手な解釈なので注意して下さい。w
例えば、5分足⇔1時間足の関係性は2段差なので15分足⇔4時間足、1時間足⇔日足でも同じことが言えるとする感じです。
完全に同じではないですが、ざっくりそのくらいと覚えておくことで波のスケール感の理解が深まるかなと思います。
ルールに組み込む
この考え方をルールとして取り入れた例として、25MA抜けの代わりに1段上の時間足のローソク転換で代用する考え方があります。
例えば、1時間足が25MA抜けをしていなくても、4時間足で包み足が出来ているなら1時間も25MAを抜けてくると見て早めに逆張りOKです。
ただし抜けるまで待つ方が基本のルールなので注意です。僕の場合MAとの乖離が大きく、行き過ぎた相場の時に使う事が結構ありますね!短期が乱高下しててよく分からない時も有効です。
まとめ
各時間足を段階に分けた解釈方法、具体的な繋がり方について解説しました。
各時間足の繋がりを理屈で理解できるので、短期足ガン見にならず常に上位足への意識が癖付くと思います( ᐛ )و