読みなよFXを言語化+αして安定化してみるブログ

ぽんてぃFX

裁量を極力削った裁量トレード手法を考えるブログ(今年中に非公開予定)

各時間足の組み合わせ方

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今回は環境認識からエントリーまで全てにおいて重要となるマルチタイム分析についてを解説していきます。

 

最初の第一歩として、マルチタイム分析と言えどやる事はそれぞれの時間足で全く同じということを理解しましょう!

 

環境認識とエントリーに使う時間足について

よく上位足の環境認識が重要!と言いますが、まるで上位足が環境認識専用の時間足だというニュアンスに聞こえますよね。

 

実はこの認識は間違いだと僕は思ってます。僕の解釈では全ての時間足が環境認識用であり、エントリー用の時間足です。

 

もし1時間足だけで判断できるポイントがあるなら下位足なんて無しでエントリーしていいんです( ᐛ )و

シナリオとエントリー条件を混同しない

一般的なトレードのイメージは、上位足で目安をつけて下位足でエントリーというイメージですよね?でもこれだとなかなか安定しにくいんです( ᐛ ;)

 

上位足で目安を付けるというのはシナリオの段階の話です。そして、エントリーはルール上OKサインが出た状態です。

 

「シナリオに描いてある所だから、下位足でパターン見て入る」

 

正しい解釈のように見えますが、少し違います。

シナリオ無しでトレードするより勝てるようにはなりますが...

 

1時間足等でシナリオの位置に到達しただけで入れる条件の時であれば正しいのですが、そうでない場合もあります。

 

必要なのは全ての時間足を絡めたエントリー条件です。全ての時間足でこうなったら入るという事前に自分で決めたエントリールールのことです。

 

分かりやすく流れでまとめると、

 

×シナリオ → 下位足エントリー条件OK → IN

×シナリオ → 下位足エントリー条件NG → 見送り

〇シナリオ → 上位足エントリー条件OK → 下位足エントリー条件OK → IN

〇シナリオ → 上位足エントリー条件OK → 下位足エントリー条件NG → 見送り or 型破りIN

〇シナリオ → 上位足エントリー条件NG → 下位足エントリー条件OK → 見送り

〇シナリオ → 上位足エントリー条件NG → 下位足エントリー条件NG → 見送り

 

間違った考え方だと、上位足のエントリー条件がNGの場合でも下位足のサインだけで入ってしまうパターンが含まれます。

 

一方で、下位足の条件がNGでも上位足次第で型破り的に入れるようになることもあります。

 

このようにエントリー条件を全ての時間足で判断するため、上位足を環境認識用のチャートとは解釈しない理由です。

 

ここが分かってるか否かの差はかなり大きいと思いますし、自分はずーっと分かってませんでした( ᐛ ;)w

シナリオからエントリーまでを考える

別の記事でも解説しましたが、シナリオでエントリーの目安を導くために考えることは以下の2点です。

 

・相場が向かっている方向(上・下・横)

・相場が上下する範囲(レンジ幅・〇〇MAに沿ったトレンド等)

 

その後に、長期足でエントリーパターンなどを考慮して、入れる形に該当するかを判断していきエントリーできることを確信した上で短期足を見ます。

 

相場はフラクタル構造であるため、短期足も同じ見方で入れる形に該当するか判断します。短期足と長期足を何か別物だと考えてしまう方がいると思いますが、やる事は同じです。

例1.

実際にエントリーまでのフローを再現してみましょう。

 

前提として

ルール1. 逆張りは三尊のチャートパターンで入る

ルール2. しかし直近のトレンドが弱い波の時は抵抗チャネルから逆張りして良い

 

というルールを設定したものとして下図を見て下さい。

 

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まずは1時間足の流れで上記2つの場合を考えます。どちらも赤いラインで売るシナリオだったとして、どっちなら売れそうですか?

 

答え

A. 右側です。ルール2に当てはまってますね。

 

右側の例は動く範囲がチャネル内と限定されていることもポイントです。左側は上に真っすぐ上げているので傾向としては抜けていくと考える方が自然です。

 

では次に1時間足が右側だったとして5分足を見ていきましょう!以下の3つの動きの中でエントリーできるのはどれですか?

 

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感覚は捨ててルール通りに考えましょう( ᐛ )و

 

答え

A. 2,3です!

 

1はルールに当てはまりません。なのでこっからいきなり下げたとしてもルールに該当しないのであれこれ考える必要すらありません。

 

2は明らかに三尊があるので入って下さい。

 

3は1時間足に加えて5分足でも弱いトレンドの形が出来ているのでそのまま天井で入れる形となります。

 

このようにシナリオだけではエントリー判断には繋げないこと、1時間足と5分足で見ているものは全く同じであることが分かったかと思います。

 

では次の例も見ていきましょう( ᐛ )و

例2.

次の例では以下のルールを設定したものとします。

 

ルール1. トレンド中は25MAを抜けるまでは順張りしかやってはいけない

ルール2. 逆張りは25MAを抜けた戻しで入る

ルール3. レンジ中であれば25MAを抜ける前でも逆張りOK

 

では次の1時間足の3つの状況について、どれも売れるライン際ですが今すぐ売りを考えても良い流れはどれでしょうか?

※画像のリンク切れがあったので作り直しました。

 

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ルール通りに考えれば分かるように作ったので簡単ですかね( ᐛ )?w

 

答え

2,3です!

 

1はトレンドであり25MAを抜けていないので売りたいけどまだ売れない状況です。

 

2は25MAを抜けた戻しになっていますね!3は25MAよりも上にいるので買いを考えそうですが、相場の定義で考えればレンジなので売っても良い所になります。

 

因みに前回の例のルールも含めて僕が実際に使っている判断基準なので、優位性がある見方ですよ( ᐛ )و<知れた方はラッキー★w

 

では次に1時間足が2の状況だったとして5分足が以下の3通りの状況だった場合、エントリーできるのはどれですか?

 

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答え

こちらも同じく2,3です!

 

1は短期的に上昇トレンドになっています。25MAを抜けるまで様子見です。2,3は先ほどと同じですね。

 

同じように考えれば良いだけなので感覚や勘は一切必要ないのが分かります( ᐛ )و

まとめ

全ての時間足が環境認識用でありエントリー用の時間足であることと、シナリオとエントリー条件の違いについてを解説し、2つの例を紹介しました。

 

色々難しい話もしましたが、結局は全ての時間足で同じように手法を当てて考えれば良いということが理解できればOKです。